上高地でのランディーズ必須仕様

このレポートを見て、自分も挑戦したいという方への注意です。
(警告!挑戦した場合の事故について、このレポートは一切責任を負いません。)

・RC(リアキャスター=後輪が可動輪)タイプ
・ブレーキ装備
・フットプレート装備

以上3点は全て、絶対に必要な仕様なので、確認してください。

まず、RC(リアキャスター)についてですが、
上高地では、段差を乗り越えることが大変多いので、
前輪が大きくないといけません。
また、道は狭く、左右が崖のような状況が続きます。
ですから、小回りが楽に利くRCタイプでないと安心して操作できません。

続いて、ブレーキについてですが、
ランディーズはかなりしっかりとブレーキが効いてくれます。
このお陰で急な下り坂などを安心して降りることができるのですが、
それだけではありません。
上高地では細かい操作が必要なうえ、
ランディーズRCは直進性があまり良くありません。
後輪が少し暴れるため(機体のクセもあるのかもしれませんが)
普通に押しているとフラフラします。
このランディーズの挙動を抑えるためや、細かい方向転換を行うために、
ブレーキは細かく頻繁に使用することになります。

このブレーキは両手が左右の前輪に連動しており、
右手を握ると、右側の前輪がブレーキかかります。
前進している途中に右側の前輪だけがロックすると、車椅子は右側を向きます。
同様に左手を握ると、車椅子は左側を向きます。
これを細かく操作することで、安定した操作が可能になるのです。

最後にフットプレートについてですが、
通常は乗り降りの時にプレートを上げ、楽にするために使います。
しかし、上高地の山道では違います。
急激な下り坂上り坂などで、乗っている人が
体を固定しようと踏ん張るために使っているみたいです。
駅の階段の勾配を想像してください。今回の旅行で一番の難所はその程度です。
そのような場所を車椅子で降りるとすれば、
乗っている人は少しでも踏ん張れるフットプレートが欲しいです。

また、今回は使用しませんでしたが、
バルーンタイヤに滑り止めのチェーンを巻くことができます。
ランディーズの専用チェーンです。
これは、今回のように雨が降らなかった場合は必要を感じなかったですが、
雨が降った場合の上高地を強行移動する場合には、あったほうが良いでしょう。
山の天気は変わりやすいものです。
あって損するものではないと思いますので、装備できればした方が良いかもしれません。