2日目レポート

2008年7月11日(金曜日)天気:曇り

2日目は前日の情報を元に、1日目よりも早く歩いてみることを提案しました。
1日目は揺らさないように気をつけてゆっくり押して歩いていたのですが、
どうも乗り心地を聞くと、ランディーズではふわふわとするだけで、
揺れがほとんど気にならないということなのです。
揺れを気にしてゆっくり押して歩くことは、
普通に歩くスピードで押すよりかなり疲れます。

揺れてしんどいと思ったら報告してもらうことを約束して、
ガンガン押して、サッサと歩いてみることにしました。

また、1日目で失敗したのは、車椅子に乗るお母さんの防寒を怠ったことです。
東京から車で早朝についてすぐは、暑いイメージがあったのです。
だから、膝掛けや冬用のフリースを持って来たにも関わらず、
油断して宿に置いてきてしまったのです。
暑ければ脱げばいいだけなのですから、全部持っていけば良かったのです。

車椅子に乗る人のために、冬用フリース、襟巻、手袋、ズボンの下にスパッツ、
厚手の靴下、膝掛け、膝掛けにはホカロンを貼り付けホカホカです。
念のためポンチョも風除けのために持って行きます。万全の防寒体制です。
しかし、秋冬に挑戦する方は、さらに厳重な防寒装備を考えてください。

さらに、ホテルで朝食を取らずに、朝6時にホテルを出発して明神池を目指し、
朝8時半から開店している嘉門次小屋でもう一度あの美味しい岩魚の塩焼きが食べたいということになりました。
そして、嘉門次小屋での朝食後、明神館から徳沢方面に挑戦する計画を立てました。
上高地温泉ホテルのフロントの方の話では、明神館〜徳沢の間に一ヶ所だけ、
どうしても厳しい上り坂があり、そこは一般の方でもかなりきつい坂だと。
しかし、明神館の先に梓川が開けた景色の良いところがあり、
その坂まで行って戻ってくるだけでも、十分綺麗な景色が見えるとのことでした。
とりあえず、その厳しい坂を見て記録に残し、引き返すつもりですが、
明神館のさらに奥を進むために、早め早めの行動計画を立てました。
もし可能なら、徳沢まで往復できる時間的余裕を織り込んだ計画でした。

6時頃 上高地温泉ホテル出発

まず今日は、上高地温泉ホテルから梓川左岸コース(地図上では川の右側)を通って河童橋まで行くことにしました。


梓川左岸コースに関して、地図でも確認してください。

(上高地公式ページより地図をお借りしました。)


穂高連峰が綺麗に見えるコースでした。

(6:11)

こちらのコースは道がきちんと舗装された感じで、
1日目に通った梓川右岸コース(地図上では川の左側)の砂利道よりも車椅子が押しやすい道でした。

(6:16)

見通しが良いので、もう河童橋が見えてきました。

(6:19)

しかし、こちらのコースは1日目の復路で通った梓川右岸コースの梓川の川沿いルートのように、
道に木が生えていて、道幅が狭くなっているところがあるのです。

(6:23)

道中一ヶ所くらい、タイヤが縁石に乗り上げないと進めない場所がありましたが、
全体的には比較的易しい道でした。

(6:26)

6時30分頃 河童橋到着

遠回りなので、少し時間がかかりましたが、無事に河童橋に着けました。
早朝なので河童橋に誰もいません。売店も締まっていますが、
写真右側の五千尺ホテル手前の売店は右脇に自動販売機コーナーがありますので、
携帯水の補給も忘れずに行いましょう。

今日は曇りながらも穂高が綺麗に見えているので、記念撮影

そしてそのまま河童橋を出発します。
今回は河童橋から小梨平キャンプ場を抜けていくルートを取りました。

小梨平キャンプ場ルートに関して、地図でも確認してください。

案内板のマップを撮影しました。

ビジターセンターの前を通ります。

(6:34)

キャンプ場の炊事場が見えます。

(6:36)

河原の方に寄り道をしてみました。
河原に出ると、穂高連峰が迫って見えるようで迫力がありました。

(6:40)

一日目と同じ道へ合流します。

(6:44)

1日目と同じ道ですので、安心してスピードを上げて歩きます。

(6:44)

1日目よりも道が乾いています。

(6:48)

最初の上り坂です。

(6:50)

ちょっとくらいの岩場はランディーズに頼ってガンガン押して行きます。

(6:53)

普通に歩くペースで進むので、押すのも楽です。

(6:57)

天気は1日目と同じく曇り、歩くには最高の天気です。

(6:59)

ほとんど人とすれ違わないので、熊が出るんじゃないかと心配しました。

(7:02)

周りは静かで、気持ちの良い朝です。

(7:07)

ゆるやかに登って行きます。

(7:12)

ロープが張ってあるところまできました。

(7:13)

この辺りは大した障害がないことが分かっているので、ガンガン押して行きます。

(7:16)

ここは、河童橋〜明神間の一番きつい坂です。往路なので下り坂です。

(7:19)

白い丘を超えます。明神まであと少しです。

(7:24)

平坦な道が続きます。

(7:26)

もう明神館が見えてきました。

(7:28)


7時30分頃 明神館到着

明神館の近くの公衆トイレに行っておきます。
明神池のトイレは有料(チップ制)です。
嘉門次小屋のトイレは紙が常備されてないようです。
トイレはこちらで済ませておくのが良いでしょう。

ランディーズのバルーンタイヤは、岩を踏んでも枝を踏んでも関係なく、
ガンガン押していますが、パンクしそうにありません。

そしてスイスイ進んで、明神橋です。
急な角度のスロープは車椅子のまま押して登りました。

(7:39)

今日も無事に明神橋を渡れました。
綺麗な梓川を眺めて、記念撮影。

(7:42)

また明神橋から嘉門次小屋までゆっくり歩くことにしました。
荷物を車椅子に引っかけると楽です。

(7:51)

8時 嘉門次小屋到着

8時半の開店時間まで待っていましたが、
早めに開けてくださったので、
とりあえずキノコ蕎麦とおしるこをひとつずつ、
岩魚の塩焼き定食を3つお願いしました。

蕎麦は甘い汁ではなく、醤油系のさっぱりした味。
3人で小分けにして食べました。汁物は体が温まります。

(8:15)

朝早すぎたのか、岩魚の塩焼きは時間がかかりました。
なんでも、岩魚を生から食べられるまで焼くには、40分もかかるそうです。
昼時は食べられる寸前まで焼いた岩魚をストックしてあるので、10分〜20分で食べられるのだそうです。
それが今朝は、薪をくべて、岩魚をさばいて、串にさすところから始めていたので、
1時間以上、時間がかかるのは仕方がありません。
風が冷たかったですが、今日は万全の防寒装備なのでまったく平気です。

ついに岩魚の塩焼き定食がでてきました!


頭から尻尾まで、香ばしくパリッと焼けており、
塩加減も焼き加減も最高です。

(9:12)


9時30分頃 嘉門次小屋出発

岩魚を食べて満足した私たちは、徳沢まで行く場合の時間を考えて、
明神池まで行かずに戻り、明神館へ向かいました。


9時40分頃 明神館出発

明神館に戻ってきて、いよいよ徳沢へチャレンジです。
徳沢には一度しか行ったことがありませんが、
普通に歩いて往復しただけで、かなり疲労した覚えがあります。
明神館から徳沢までは、約3.4kmです。
明神館から河童橋までの約2.5kmと比べてもその厳しい道のりが分かります。
さてトイレも済ませて、準備も万端です。

明神館から徳沢までは一本道ですが、一応地図でも確認してください。

(上高地公式ページより地図をお借りしました。)

明神館から徳沢方面へ

(9:40)

このあたりはまだ険しくありません。

(9:43)

ここの橋の段差は大きく、上り坂にもなっていることもあり、
片方の前輪ずつ乗り上げていくようにして、なんとか超えて行きました。

(9:44)

だんだんと道が細く、左右の崖が険しくなっていきます。

(9:47)

手前に落ちている角ばった石は、右手の崖からの落石です。落石注意です。

(9:49)

いよいよ来ました。上高地温泉ホテルのフロントの方も仰っていた、
明神〜徳沢間の最大の難所です。
非常に急な上り坂が続いています。
写真では分かり辛いでしょうが、イメージ的には駅の階段のような角度です。

(9:53)

頑張って登って行きます。
上りの角度だけではなく、大きな岩がゴロゴロしていて、本当に厳しいです。
上りの角度が厳しいので、岩に乗り上げることができず、
タイヤが岩に当たると止まってしまいます。
うまく岩を避けるようにタイヤを操作していきます。

一度登り始めた後、押す人間が1人の場合、引き返すことはできないことに気が付きました。
左側は崖で転回するようなスペースもありません。
気を緩めたら車椅子が自分に向かって転げ落ちてくる恐怖があります。
1人で挑戦してしまったことに、後悔をしました。
足が滑らないことを祈りながら、一歩一歩確実に押していくだけでした。

この坂は、急なだけではなく、距離も長い坂です。
しかし、こんな急な坂で一息つくわけにもいきません。
登り切るまで休むことはできません。

なんとか、坂の頂上まで無事に登り切りました。
車椅子に乗っていたお母さんいわく、左側の崖に落ちそうに感じて、
「私はもう80だからいいけど、押す人が私のせいで怪我をされたら困るなあ」
などと考えていたようです。
車椅子に乗っている人に恐怖を与えては失格ですね。

(9:55)

今後、きちんとした腕力のあるサポート人員がいない限り、
このような挑戦は絶対にしてはいけないと思いました。
できることなら、私が足を滑らせた時用に車椅子の落下を支える係が私の後ろに一人、
さらに車椅子の前輪が岩にぶつかって動かなくなった時用に前輪を持ち上げる係が車椅子の前方に一人として、合計3人体制が望ましいと思いました。
それも、健常な成年男子3人です。

無理と過信は絶対に禁物です。
怪我してまで見に行くもんじゃありません。


最大の難所を登りきってしまったので、
このあとは比較的平坦な道が続くという情報を元にとりあえず進むことにしました。

坂を登りきってすぐに、小川が道を横切っている場所がありました。
今日は水量が少なかったので、関係なく真ん中を横切りましたが、
水量が多い時はここも引き返すべきポイントになりそうです。
参考写真は復路に載っています。

そして、なだらかな下り坂がしばらく続きます。

(9:59)

道は広くありませんが、平坦な道です。

(10:00)

上り坂もなだらかなものばかりで、脅威はありません。

(10:14)

この辺りは、上り坂よりも道に岩がゴロゴロとしていることが多く、
そちらの方が厄介です。

(10:17)

荒れた道が続きます。

(10:21)

嘉門次小屋で熊避けの鈴を買ったので、カランカランと賑やかに歩きます。

(10:23)

右手が危険な崖になっている上り坂が出てきました。
上り坂自体は多少急ですが、大きな岩もなく、大したことはありません。

(10:27)

上り坂を登ると、急に視界が開けました。河原が綺麗です。
しかし、このあたりは左側が崖ですし、
落石があるので、右側にも気をつけて歩きましょう。

(10:28)

しばらく歩くと案内板が見えてきました。
どうやら徳沢までもうすぐのようです。


(10:32)

道が広くなり、平坦になってきました。

(10:35)


10時40分頃 徳沢到着

ついに徳沢に到着しました。
意外なことに、明神館からちょうど1時間と想像以上に早く着きました。
揺れることを考えずに普段歩く程度のスピードでガンガン押したからでしょうか。
天候が良かったことも原因として挙げられます。
ずっと薄曇りだったので、日差しが柔らかくて風も涼しく、
休憩の必要もないくらい押す人間の疲労も溜まりづらかったということです。
晴天でも雨でもこう調子よくはいかなかったでしょう。

とりあえず徳沢園でお茶をすることにしました。
徳沢園は山岳小説の傑作とされる井上靖の『氷壁』の舞台となっている場所です。
またこのあたりは水が美味しいことから、
わざわざ徳沢園にコーヒーを飲みに行くという粋な方もいらっしゃるようです。
オフロード用車椅子ランディーズもよく頑張ってくれました。

(10:40)

徳沢園ではコーヒーや紅茶を頼む時に、ケーキが残っているかどうか、聞くのもよいでしょう。
メニューには貼ってありませんが、ケーキが残っていれば出してくれます。
ここのケーキは美味しいです。
今回はケーキが切れていたようで、シャーベットを食べました。

徳沢園で紅茶を飲んでいると、手が痛いので写真を一枚。
赤い丸で囲った部分がレバーに当たって腫れている部分です。
軍手を二枚つけるとか、ゴム板などのクッションを軍手の中に入れましょう。

以前ここのお土産に、ブルーベリージャムを買って帰ったら美味しかったようで、
またブルーベリージャムを買っていました。
ここのブルーベリージャムは配送もできるはずなので、欲張って沢山買った場合はお家に配送にしましょう。


11時20分頃 徳沢出発

ゆっくり休憩しましたが、草原でお昼寝はしませんでした。
安全のためにも余裕をもって河童橋に戻るために昼前には出発しました。
この左側には元牧場の草原が広がっており、
暖かいときにはシートを広げてお昼寝などすると最高です。

(11:20)

徳沢からの帰り道、すぐに公衆トイレがあります。
念のため済ませておきましょう。

(11:24)

徳沢ロッヂ前を抜けて、河原に出るところです。

(11:31)

右側は河原、左は崖です。左からの落石注意です。この辺りが舗装されているのは、このあたりの地質がもろく、道が何度も崩れているからだと思います。

(11:33)

河原沿いの道から坂を下って、平坦な道が続きます。

(11:36)

岩がゴツゴツしていて、さすがのオフロード用車椅子ランディーズも大きく揺れてしまいます。大きな岩に乗り上げないよう、細かい方向転換をして避けましょう。

(11:36)

この辺りは荒れた道が続きます。

(11:43)

やっと落ち着いてきました。

(11:46)

なだらかな上り坂が続いています。

(11:49)

道のところどころが、ぬかるんでいます。ランディーズには関係ありません。

(11:51)

こういう形に根っこが盛り上がっていても、ランディーズなら無視して押すだけで乗り越えられます。

(11:53)

平坦な道が続きます。岩がゴロゴロしてないところは、基本的に楽です。

(11:56)

この程度の細かい石ころだったら、無視して押してもランディーズならそれほど揺れません。

(11:59)

往路の時はここは下り坂だったので、全く苦にならなかったのですが、
上り坂でこれだけ岩がゴツゴツしていると、前輪のタイヤが岩に乗り上げず、
ぶつかって止まってしまいます。
タイヤが岩を避けられない場合は、少し下がってでも岩を避けるように進まなければ登ることができません。
この上り坂は結構な難関でした。

(12:01)

上り坂が続きますが、岩がないので大したことはありません。

(12:05)

往路で説明した、最大の難関のすぐ先、小川が道を横切っている場所はここです。
水量が少ないのでランディーズでど真ん中を突っ切っていますが、
水量が多い場合は板が渡してある場合もあります。
そうなると、途端にランディーズでも危険な難所に変わる可能性があります。
ここで引き返すことも十分に考えましょう。

(12:07)

この水は左側の崖からこんな感じで流れてきます。
雨が降った後は水量が多くなります。

川を横切ってすぐ、上りになります。この先が最大の難関(復路は下り坂)です。

(12:08)

分かり辛い写真ですが、霞むほど先まで、急な下り坂が続いております。

(12:09)

下り坂は上り坂と違って、ブレーキを握る握力以外に力は要りません。
岩がゴツゴツしていても、障害にはなりません。
ブレーキをしっかり握って、徐々に緩めながら、できるだけゆっくりゆっくりと坂を降りていくことが大切です。

最大の難関である、非常に長い下り坂を無事に下り終えたので、記念撮影

(12:11)

このあとは大した障害もないことが分かっています。
岩を避けながら、どんどん進みましょう。

(12:17)

なだらかな下り坂が続きます。

(12:18)

ここは緩やかな下り坂が続き、大きな岩もないので、女性でも楽々です。

(12:22)

明神館が見えてきました!

(12:24)


12時25分頃 明神館到着

無事に明神館に到着しました。
お土産屋をのぞきつつ、冷たい牛乳を飲んで休憩。
トイレにも行っておきます。

(12:38)


12時40分頃 明神館出発

気分を新たに、河童橋に向かって出発です。
白い丘に向かってなだらかに登って行きます。

(12:42)

白い丘のあたりは砂地のようで、大きな岩がなく、上りも下りも楽です。

(12:47)

先に見える上り坂が明神〜河童橋間の難関です。
徳沢の最大の難関に比べれば楽なものです。

(12:48)

徳沢までに比べると、道もなんだか易しく見えます。
危険のロープが張ってあるところまで戻って来ました。
梓川が綺麗です。どうしてこんな色なのでしょう?


(12:52)

パラパラと雨が降り始めたかと思えば、急に太陽が照ったり。
山の天気は忙しいです。

(13:06)

上り坂ですので、タイヤが岩に乗り上げないように気をつけて操作しましょう。

(13:10)

平坦な道が続きます。

(13:13)

道も荒れていないので、女性でも楽々です。

(13:15)

この橋の手前は少し上り坂ですが、頑張って押しておきます。

(13:16)

なだらかな上り坂が続いてます。


(13:17)

小梨平のキャンプ場まで戻って来ました。
復路は寄り道せずにまっすぐ河童橋を目指します。

(13:19)

公衆トイレが見えてきました。ビジターセンターも目の前です。

(13:21)


13時30分頃 河童橋到着

今回は明神館〜河童橋で50分で到着しました。
往路の河童橋〜明神館が寄り道ありとはいえ元気な状態で60分程度なので、
疲れていても下り坂の多い復路は比較的楽に感じました。

河童橋に到着した私たちは、
まず飲み物を買ってベンチに座り休憩しました。
そして明日はもう朝から家路に向かう予定なので、
お土産物屋を巡ってお土産を買い集めました。

14時30分頃 河童橋出発

1時間ほど休憩したり、買い物したりしたでしょうか。
疲れているので、できるだけ近い梓川右岸コース(地図上では川の左側)を上高地温泉ホテルに向かいます。

(14:27)

このあたりは女性でも十分押せる道です。

(14:28)

最後なので、川沿いの梓川コースを通りました。
相変わらず、一ヶ所、道幅が厳しい箇所で手間取りました。

そのあとは順調にホテルまで進みます。

(14:39)

ホテル前の梓川を見ながら。
車椅子を見て下さい。レバーの部分にたくさんのお土産とリュックがかかっています。
荷物も結構な重さですが、押す労力はさほど変わりません。
重い荷物は車椅子に引っかけて運用したほうが、同行員の体力を温存できて良いと思います。

(14:39)

14時40分頃 上高地温泉ホテル到着

徳沢までの大遠征から無事、上高地温泉ホテルまで戻ってくることができました。

(14:39)

戻ってからは温泉入って、食事をして、また温泉入って、
湿布やマッサージなどのメンテナンスも忘れずに。
疲れていたので、早い時間からゆっくり寝ました。
この日は雨が降ってしまっていたので、ホタルは見えませんでした。


最終日の朝、上高地温泉ホテルから帰ろうとすると、
猿が見送りに来ていました。

帰りのタクシーですが、車椅子の方はホテルの人にお願いすれば、
本来規制がある場所なのですが、事情ありということで、
ホテルの前までタクシーをつけてくれるそうです。

また、ランディーズでバスターミナルまで行き、
ランディーズをターミナルにある旅館協会に預けて
そのままバスやタクシーで帰るという方法も可能ということです。

私たちは、最後の散歩を楽しむため、
タクシーには帝国ホテル前で待って頂き、
そこまでランディーズで行き、二人をタクシーに乗せてそのまま待っていてもらい、
空のランディーズをホテルまで届けて、またタクシーまで戻りました。

最後の散歩まで猿に見送られました。

さらば美しき梓川と上高地温泉ホテル。また来る日まで。

本当にありがとうございました。